天候に左右される

 太陽光発電のメリットを説明するときに、よくこんなことを言います。
「太陽光発電は、太陽の光をエネルギーにするので、枯渇することのない、無尽蔵なエネルギーです」
太陽のエネルギーの枕詞のように、無尽蔵という言葉がよく使われますが、これは、いくら使ってもなくならない、尽きることがないという意味です。

太陽光発電

 確かに、太陽がなくなるということはありませんから、太陽光エネルギーは尽きることのないエネルギーなのでしょう。
でも、太陽はなくなりませんが、太陽が見えない日、というのは、とても良くあるのです。
雨の日、曇りの日、雪の日は、空を見上げても、太陽が見えないですよね。
梅雨時や秋の長雨の季節、何日も続けて、太陽を見ない日というのは、日本の気候では珍しいことではありません。それに、冬の日本列島の北部は、豪雪が降る地域もあります。

 では、このように太陽が見えないときは、太陽光発電は、どのようになるのでしょうか?
太陽光発電導入の際に、太陽光パネルを設置することになりますが、その太陽光パネルには、太陽電池が埋め込まれています。
この、太陽電池の出力は、日射量に比例します。
どういうことかというと、太陽光発電は、太陽の光の量や明るさや時間に比例するということです。

 雲ひとつない青空で、太陽の邪魔をするものがないような晴れの日は、太陽電池の出力も増えますし、空が分厚い雲でおおわれていたり、雨が降っている日は、太陽電池の出力が低くなるのです。
雨や、曇りの日でも、日射がゼロでなければ、太陽光発電は可能です。

 しかし、その発電量は、晴れの日と比べると、曇りの日が、約3~5割程度、雨の日だと1割程度となってしまいます。
これでは、太陽光発電の導入に、多額の初期費用を払っても、結局、今までのように電力会社から電気を買うということになってしまうという問題点が生まれるのです。
では、冬に雪が降ったときはどうでしょうか?

 雲の日の空の状態は、雨の日とそれほど変わらないので、1割程度は発電できると思うかもしれません。
しかし、雪の日は、空気が非常に冷えています。
ですから、降った雪は、地面に積もるのと同じように、屋根の上の太陽光パネルにも積もってしまうのです。